南日味噌醤油について
南日味噌醤油の想い

100年受け継がれる 健康で豊かな食生活への願い

最高の品質と麹作り
麹を使用した食品、例えば、味噌や醤油、甘酒、塩こうじなどの味は、麹の品質で味が決まると言っても、過言ではありません。それは麹が発酵を進め、風味豊かな旨みを生み出すからです。
そのため、手作りの良さを生かしながら、最新の設備を導入し、人と現代の技術の導入・融合により、更なる高品質の米麹作りを目指しています。
100年変わらぬ場所で、守り継承してきた伝統と技

当社は、明治初期に、現在の場所に創業しました。太平洋戦争の時、富山大空襲で富山市内は焼け野原になりました。当社も例外ではありませんでした。
たったひとつ焼け残ったのが、今も残っている蔵です。戦後は、この蔵から、こうじ業を再開し、一子相伝の手作り麹の製法は、現在まで守り、継承してきました。風味豊かな味を食卓に届け、健康で豊かな食生活を送ってほしいという先代の魂は、私どもに引き継がれ、さらに高品質な麹づくりを目指しています。

麹にこだわり

お味噌や塩麹・甘酒などの麹製品の味の9割方は麹で決まります。南日の麹を割ってみると、表面だけでなく、中までしっとり。こうじ菌が生きています。これが良質の麹の証です。
当社では丸3日間かけて、米粒のひと粒ひと粒まで麹菌にやさしく包まれるように手作りで丁寧に仕上げています。
この手作りの生麹が、まろやかな甘みを生み出すのです。

お客様の声をかたちにする、そして新しい時代への挑戦

高度成長期後の健康・減塩指向の流れの中で、味噌の塩分が問題になった時代がありました。
お取引先から、「旨みがあって塩分が控えめの味噌を」という要望があり、業界ではいち早く塩分控えめながら、旨みのある味噌の開発に着手。それが今の「さくらみそ」に繋がりました。
また、お客様からの「添加物アレルギー困っている」という声がきっかけで、自宅で安心安全にできる「手作りみそ材料セット」の開発につながりました。このようにお客様の声をもとに、時代に求められる商品づくりを行っています。
100年以上続く重みの中に生き続ける伝統と技を守りながら、今後も、お客様の声に寄り添い、ご満足いただける商品作りに努めて参ります。

代表紹介
代表取締役 南日 賢治
(みそソムリエ認定協会認定みそソムリエ / 一級みそ製造技能士)

私は、昭和50年(1975年)に味噌屋に生まれました。家業である味噌屋中心の生活を過ごし、幼少時代から、手伝いをするなかで、100年以上続く歴史の重みと、先代(父・会長)・先々代(祖父)の思いや姿を子供ながらに見て感じてきました。大学卒業後、大手ビールメーカーに就職。営業や営業企画などの仕事に携わりました。全ての社員が、品質に細心の注意を払い、すべてはお客様の「うまい」のために、全身全霊を傾けている姿勢や心意気など、多くの事を学びました。
多くのお客様に愛されているこの会社のビールと同様に、私には全国に多くのファンがいる「さくらみそ」と「南日の米麹」がありました。その商品の品質をさらに高め、よりお客様の満足に応えられるようにしたい。そして、末永く愛される商品をお届けしたい。そうして100年以上続いてきた、家業である味噌屋を、次の時代に繋いでいかなければならない。そのために、継ぐ決心をし、富山に戻りました。
当社はこれまで、100年以上に渡り、地域の皆様方に支えていただきながら、幾多の試練を乗り越え、続けてくることが出来ました。次の100年に向けて、今後も短期間な利益にとらわれることなく、長期的な経営視点で、お客様に寄り添い、お客様の声を形にしながら、皆様方に必要とされる企業にしてまいります。

代表経歴
1975年 |
富山県富山市に生まれる。高校までは富山で過ごす。 大学進学と共に、上京。早稲田大学理工学部卒業後、アサヒビール株式会社に就職。 東京で、営業や営業企画などの仕事に従事。最高の品質、顧客満足の追求の精神など多く事を学ぶ。 |
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2003年 | 現在の「南日味噌醤油株式会社」に入社。妻と富山に戻り結婚。同年には自社ホームページを立ち上げる。 |
2008年 | 富山県食品研究所と連携による生麹の品質向上に取り組み、新たな「とやま名物」開発商品として「富山県産みそづくり材料セット」が認定を受ける。 |
2011年 | 麹ブームにより、生麹の全国出荷の対応に奔走する。 |
2014年 | みそソムリエ認定協会認定 みそソムリエ 資格取得 |
2017年 | 一級みそ製造技能士 資格取得 |
2022年 | 代表取締役社長 就任 そして現在に至る |