南日味噌醤油の想い
100年変わらぬ場所で、
守り継承してきた伝統と技
当社は、明治初期に、現在の場所に創業しました。太平洋戦争の時、富山大空襲で富山市内は焼け野原になりました。当社も例外ではありませんでした。たったひとつ焼け残ったのが、今も残っている蔵です。戦後は、この蔵から、こうじ業を再開し、一子相伝の手作り麹の製法は、現在まで守り、継承してきました。風味豊かな味を食卓に届け、健康で豊かな食生活を送ってほしいという先代の魂は、私どもに引き継がれ、さらに高品質な麹づくりを目指しています。
最高の品質と麹作り
麹を使用した食品、例えば、味噌や醤油、甘酒、塩こうじなどの味は、麹の品質で味が決まると言っても、過言ではありません。それは麹が発酵を進め、風味豊かな旨みを生み出すからです。
そのため、手作りの良さを生かしながら、最新の設備を導入し、人と現代の技術の導入・融合により、更なる高品質の米麹作りを目指しています。
お客様の声をかたちにする
そして新しい時代への挑戦
高度成長期後の健康・減塩指向の流れの中で、味噌の塩分が問題になった時代がありました。
お取引先から、「旨みがあって塩分が控えめの味噌を」という要望があり、業界ではいち早く塩分控えめでありながら、旨みのある味噌、今の「さくらみそ」の開発に繋がりました。
また、お客様から「添加物アレルギー困っている」という声がきっかけで、自宅で安心安全にできる「手作りみそ材料セット」の開発につながりました。
100年以上続く重みの中に生き続ける伝統と技を守りながら、今後も、お客様の声に耳を傾け、お客様に寄り添い、お客様の満足いただける商品作りに努めて参ります。
代表紹介
代表取締役 南日 賢治(みそソムリエ認定協会認定みそソムリエ / 一級みそ製造技能士)
私は、昭和50年(1975年)に味噌屋に生まれました。家業である味噌屋中心の生活を過ごし、幼少時代から、手伝いをするなかで、100年以上続く歴史の重みと、先代(父・会長)・先々代(祖父)の思いや姿を子供ながらに見て感じてきました。大学卒業後、大手ビールメーカーに就職。営業や営業企画などの仕事に携わりました。全ての社員が、品質に細心の注意を払い、すべてはお客様の「うまい」のために、全身全霊を傾けている姿勢や心意気など、多くの事を学びました。
多くのお客様に愛されているこの会社のビールと同様に、私には、全国に多くのファンがいる「さくらみそ」・「南日の米麹」がありました。その商品をさらに品質を高め、更なるお客様の満足に応えられるようにしたい。そして、末永く愛される商品をお届けしたい。
100年以上続いてきた、家業である味噌屋を、次の時代に繋いでいかなければならない。そのために、継ぐ決心をしました。
代表経歴
1975年 | 富山県富山市に生まれる。高校までは富山で過ごす。 大学進学と共に、上京。早稲田大学理工学部卒業後、アサヒビール株式会社に就職。 東京で、営業や営業企画などの仕事に従事。最高の品質、顧客満足の追求の精神など多く事を学ぶ。 |
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2003年 | 現在の「南日味噌醤油株式会社」に入社。妻と富山に戻り結婚。 同年には自社ホームページを立ち上げる。 |
2008年 | 富山県食品研究所と連携による生麹の品質向上に取り組み、新たな「とやま名物」開発商品として「富山県産みそづくり材料セット」が認定を受ける。 |
2011年 | 麹ブームにより、生麹の全国出荷の対応に奔走する。 |
2014年 | みそソムリエ認定協会認定 みそソムリエ 資格取得 |
2017年 | 一級みそ製造技能士 資格取得 |
2022年 | 代表取締役社長 就任 そして現在に至る |